橋を渡る

夕陽が沈んだ方に向って丸子橋を渡る。
この橋がなかった昭和初期までは
丸子の渡しと呼ばれる渡し舟が
みんなの橋となっていたそうだ。
時代の流れと共に景色が変わりつづけて、
人々の動きがどんどん速くなってゆく、
それに伴って、みんなの心も変わってゆく・・・
ゆっくり動いていた時に見えていたものが、
動きがはやくなることで視界から消えて、
それとともに、繊細な感覚を育む日常の風景が、
どんどんと失われていくみたいだ・・・
合掌

夕陽が沈んだ方に向って丸子橋を渡る。
この橋がなかった昭和初期までは
丸子の渡しと呼ばれる渡し舟が
みんなの橋となっていたそうだ。
時代の流れと共に景色が変わりつづけて、
人々の動きがどんどん速くなってゆく、
それに伴って、みんなの心も変わってゆく・・・
ゆっくり動いていた時に見えていたものが、
動きがはやくなることで視界から消えて、
それとともに、繊細な感覚を育む日常の風景が、
どんどんと失われていくみたいだ・・・
合掌
クリスマスの前になると街では光のショーが始まる。



夜の新宿を散歩するといろんな景色に出会います。
恋人達が光の景色の中で記念写真を撮っている、
晩年の人生を静かに楽しんでいる老夫婦の笑顔、
稼ぎ時のチャンスに湧いている商店街の人たち、
ひっそりと段ボールの家で眠るホームレスのおじさん、
飲んだくれて大声でわめいている背広姿の男たち、
酔っぱらって気持ちよさそうな上機嫌のおやじさん、
道路に屋台をだして商売しているテキ屋のお兄さん、
座りこんで、訪れた人に言葉を書いて生きている若者、
成人映画館の前で入るのを躊躇しているようすの青年、
刺激的なきわどい姿で街を闊歩する歓楽街の女性たち、
夜中の工事で忙しそうに作業をしている職人さん、
帰宅を急いで足早に通り過ぎる仕事を終えた人々の波、
長い列の後ろで待ち続けているタクシーの運転手さん、
子ども連れで、レストランの食事を楽しんでいる家族、
ライブハウスの入り口で開場を待っている若者たち、
映画を観た勢いで盛り上がったムードのカップル、
肩をいからせて喧嘩する相手を探してるような輩、
街角の灰皿のまわりで煙草を吸ってるス〜族たち、
人影の少ない路地裏で別れ話をしている様子の男と女、
携帯電話で遠くにいる人と話をしながら歩いている人、
じっとたたずんで、来ることのない人を待ってる人、

そして、目的もなく徘徊しているおじさんは、
そんな景色を眺めながら師走の街を堪能した。
合掌

河を渡るためにみんな橋に集まってくるから
時間によっては渋滞はさけられない。
橋はそれだけ必要とされているものなんですね、
そういえば、橋のことでは、思い出深いことがあります。
1997年にカルカッタ(コルカタ)の道を歩いていた時、
見知らぬ若いインドの青年に声をかけられました。
その青年は、わたしが日本人であることがわかると、
なぜかすごく日本に感謝していて、お礼をいわれました。
その時はなぜお礼をいわれたのかわかりませんでしたが、
インドの友人にその話をして理由を尋ねたところ、
コルカタのフグリー河に新しい橋をつくった時に
日本が援助して建造したということを知りました。
橋の建造に携わった方々にお知らせしたい話です。
合掌
追伸、
カルカッタの街角で、導かれたかのような再会をし、
しばらく一緒に旅した、写真家の平山耕嗣さんが、
フグリー河に架かった橋の写真を掲載しています。
サラスワティ・プージャの様子の記録などと共に、
カルカッタでの写真もあわせて掲載しています。