平成十六年を迎えて、
平成十六年がはじまりました。
明けましておめでとうございます。
本年が皆様の元気で充実した年となりますように、
願っております
そして、平和な世界の実現を祈念申し上げます。
さて、十六という数は、
宇宙を表わす16方の菊のご紋の数であります。
また、北インドの古典音楽では、
16拍で循環するティンタール
と呼ばれるリズムが最もポピュラーで、
北インド古典音楽のリズム理論である
「タ−ラ=Tala」を学ぶ時には、
先ずティンタールのリズムからはじめます。
1拍目をSamといいますが、
はじまりの音であると同時に、
変奏の辿り着く最後の音でもあります。
輪廻転生の世界観を想わせるような流れですが、
北インドの古典音楽のタ−ラというリズム理論では、
「リズムが循環している」
という考え方が大前提となっています。
その理論のなかでも「ティハイ=Tehai」
と呼ばれるものがありますが、
それは循環するリズムのなかで、
同じ長さのフレーズを3回やり、
最後の音がサイクルの1拍目に至るという方法です。
16拍子の代表的なティハイのかたちとして、
1拍目から11拍のフレーズを3回くりかえすことで、
11x 3=16x 2+1=33となり、
最後の音が16拍が循環した3サイクル目の
1拍目に至るようになるものがあります。
このティハイは、「変奏の終わりの合図」
として機能しています。
北インドの古典音楽は、
旋律とリズムのルールが決まっている上で、
そのルールを守りながら、
即興で演奏を発展させてゆくというものですが、
ティハイによって相手の変奏の終わりが判るので、
終わったと同時に1拍目から変奏を交代して
はじめることも可能になります。
というようなコミュニケーションのルールがあるので、
即興で進んでゆく音楽ですが、
ルールを学べば、スムーズな意思疎通が可能になります。
正月早々、リズムの話になってしまいましたが、
今年もこの大宇宙のリズムを感じつつ、
演奏活動を続けて行きますので宜しくお願い致します。
16x16=256Mbが、
メモリの基本単位となっていることも興味深いことです。
今年は猿年ですが、獅子16の話で幕を明けました。
数字にはそれぞれに「象徴としての意味合い」
などもあるので、気になることのひとつです。

本年もどうぞ宜しくお願い致します。
合掌
逆瀬川健治 拝
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