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2005.12.31

年越しライブ at ANITA

大晦日の夜から元旦の明け方近くまで、
相模大野にあるエスニック料理店アニタに於いて
カウントダウンを祝う集いがありました。

ネパールから留学で来日したカトマンドウ出身の
ラディッシュ氏の経営するお店です。
スタッフもみなネパールから来ているので、
カトマンドウにいるような気分になりました。

image_gassou

1978年にカルカッタで出会ってから、
数々の現場を共にしてきたシタール奏者の辰野基康氏と
タンプーラの演奏で参加した田部久美子氏と一緒に
北インド古典音楽、民謡などを演奏しましたが、
演目は、バラエティに富んだものとなりました。
集いに来てくれていたネパール人の青年が、
スキヤキ(上を向いて歩こう)を知っていたので、
辰野さんが印度風のアレンジで演奏をしたり、
サロメという辰野さんのオリジナル曲の演奏や
タブラのデモンストレーション・ソロもやりました。
最後は、明け方ににラーガ・バイラビの演奏でした。

image_kaijyou

店内には画家の石田さんの描かれたネパールの絵が
たくさん飾られていて、なつかしい景色もありました。

集ってくださったみなさんは、明るく賑やかで
とてもくつろいだ時間を過ごしていました。

image_tatunorajyesh

ライヴが実現するきっかけをつくってくれた
加藤俊介氏と岡雄亮氏にも、お世話になりました。
いろいろと配慮してくれて、感謝しています。

おいしい特製カレーをご馳走になり、
演奏後には、焼酎もたくさんいただきました。
明るく親切なアニタのみなさんに感謝しています。
そしてお店の益々のよき発展を願っています。

合掌
逆瀬川健治

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2005.12.14

Live at スペース・ジー

image_kanban

名古屋の覚王山参道にあるビーナ・トレーディングさん
の主宰している「スペース・ジー」に於いて、
北インド古典音楽をバイオリン奏者、金子ユキ氏、
パッカワジ奏者の金子哲也氏と一緒に演奏しました。

演奏したラーガ・バイラブは、夜明け前のラーガです。
アーラープでは、バイオリンの深い響きによる独奏、
ガット(打楽器と合奏)では、ジャプタール(10拍子)
〜チョウタール(12拍子)〜ティンタール(16拍子)
という前日とは違った曲と流れでの演奏になりました。
後半では、ユキさんのバイオリンによるナグマで、
パッカワジとタブラの互いの独奏と掛け合いをし、
同じコンポジションを一緒に演奏して展開しました。
ラーガは、ヤマンのドルットになり、ジャラまでいって
終わるという器楽演奏ではお決まりの流れでした。

image_tamayura

写真に大きな玉響(たまゆら)が写ってました。
よくみるともうひとつ小さな玉響も写っています。

注釈:玉響は、勾玉(まがたま)が互いに触れ合う時の
ほのかでかすかな響きから生じた言葉だそうですが、
しばしの時間、ほのかな風情を表す言葉とされています。
玉響は肉体を取り巻いているエネルギー体のことで、
瞑想する時の真言としても用いられてるそうです。

このたまゆら写真は、セッッティングから音響まで
やってくれたとんちゃんこと今岡祐一氏の撮影です。

演奏の後には、スペース・ジーの2階に住んでいる
樋口さんの手作りカレーをみんなでいただきました。
演奏会と会食とかたずけが終わった後には雑巾がけをして
黙々とスペース・ジーを大切にしている樋口さんは、
お寺の住職さんみたいな存在のように感じました。

ビーナトレーディングさんでやらせていただいている
タブラクラスの生徒たちも来てくれて賑わいました。
みんな仲良く交流している様子で、とても嬉しいです。

スペース・ジーに集ってくださった皆様をはじめ、
いつもお世話になっているビーナの中川さん、
ミュージシャンとスタッフ一同に感謝しています。

合掌
逆瀬川健治

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2005.12.13

Live at 明台寺

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岐阜県墨俣町にある西美濃第十九番札所
清光山密厳院明台寺 さんの本堂に於いて、
北インド古典音楽演奏会をやらせていただきました。
とても寒い日で雪が降っていたにもかかわらず
大勢の方々が集ってくれてあたたかいひとときでした。

名古屋在住のバイオリン奏者、金子ユキ氏と
精力的に演奏活動を続けているパカワジ奏者、
金子哲也氏と一緒に、北インド古典音楽の
夕刻に歌われるラーガ・ヤマンを演奏しました。
バイオリンによるアーラープ(独奏)の後に、
ガット(打楽器との合奏)のパートは、
パッカワジによるチョウタール(12拍子)と
タブラによるティンタール(16拍子)でした。

チャイをいただいて、しばらく休憩をした後に
ティンタールのドルット(テンポが速いパート)で、
パッカワジとタブラの掛け合いをしばらくやって、
最後はジャラで盛り上がるという演奏でした。

パッカワジとタブラは、1オクターブ変えて調律し、
低音でずっしりとした深い響きのパッカワジと
高音の軽やかで繊細な響きのタブラとともに、
弓奏楽器で自在に歌うことのできるバイオリンの
合わさった響きはとてもバランスのよい感じでした。

バイオリン奏者の金子ユキ氏は、バラナシに於いて、
サティア・プラカーシュ・モハンティ氏に師事。
Dr.N.Rajam氏の流れを受け継ぐスタイルだそうです。
古典音楽の演奏活動と共に、打楽器ソロの伴奏でも
しっかりしたリズム感でナグマをやってくれます。
(ナグマ=同じ周期のメロディを繰り返すことによって、
 リズムのサイクルを示す役割で、ラハラともいわれる)

パカワジ奏者の金子哲也氏は、バラナシに於いて、
シュリ カント ミシュラ(トゥーン マハラジ)氏に師事。  
ベナレスで開催されるドゥルパッド・メーラで演奏し、
ゴールドメダルを受賞しているという実力の持ち主です。
師匠の来日公演の企画、共演でも活躍しています。
また、カヤール・スタイルのサントウール、シタール、
バンスリ、サーランギの奏者、ドルパッド声楽との共演、
ジャイ・バジャラングというユニットでは、
南インド古典音楽のガタム奏者、まっは氏と共に活動し、
パッカワジ奏者として大活躍をしています。

実は二人ともわたしのリーダーアルバム「にぎみたま」に
参加してくれているのですが、CDを制作していた頃には
アローズというバンドで歌とバイオリン、ギターで
演奏活動をしていたので、歌とギターで参加しています。
その頃は、哲ちゃんにタブラの指導をしていましたが、
熱心に稽古をする才能豊かな気持ちのよい生徒でした。
なによりも、お二人とも人柄のよいところが素晴らしく、
とてもよいつき合いをさせてもらっています。

そのような経緯を経て実現した演奏会でしたので、
とても感慨深いものでありました。

image_bussokuseki

このたび演奏会をやらせていただいた明台寺さんは、
九世紀初期頃に長良川に架かっていた古い木橋の橋杭が、
砂中に朽ち残って、その橋芯が自然とお地蔵さん
のような形になって発見されたので、お堂を建立して
その橋杭を地蔵菩薩としてお祭りしてできたそうです。
庭の池の中に技芸上達家運興隆の願を叶える弁財天が
お祭りされていたので、演奏前にはお詣りをしました。

image_gashou

名古屋から往復の運転と音響をやってくれた
とんちゃんと、導いてくれた哲ちゃんとユキちゃん、
主催してくださった、けんちゃんとまきちゃん、
味のある習字で、ちらし、看板を書いてくれた吉郎くん、
寒い中ずっと外回りを担当してくれてたきゅうちゃん
食事のかたずけなどもやってくれたさっちゃん
後援していただいた福寿会のみなさま、
本堂での演奏をやらせてくださった明台寺のみなさま、
集っていただきました皆々さまに感謝申し上げます。

合掌
逆瀬川健治


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2005.12.11

クラブツーリズムでの演奏会

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新宿アイランドウイング6Fのクラブツーリズム
シタール奏者でボーカルもこなすKuriharan氏と共に
北インド古典音楽の演奏をやらせていただきました。

image_gassou

ラーガは、ブーパリ、ヤマン、バイラブを
それぞれのラーガの解説と共に演奏しました。

Kuriharan氏は、学生時代にブラスバンドで
打楽器をやっていたという経歴の持ち主なので
リズムのセンスが抜群で、楽しませてくれます。
また、ドルパッド古典声楽も勉強しているので、
歌心を感じるシタールの演奏でした。
現在、ソロアルバムを制作中であるのことです。

また、音響にも詳しいので、自前の設備で
とてもよい音響空間をつくってくれました。
そういえば、以前に中村仁さんのコンサートで
音響を担当してくれたこともありました。

Kuriharan氏はシタールを中村仁氏に師事した後に、
インドで、モニラル・ナグ氏に師事し、
ドルパッド古典声楽の名門として有名な
ダガール氏に古典声楽を師事しています。

image_explane

シタールとタブラによる古典音楽を始めて聴いた
という方もたくさん来られていましたので、
演奏と共に楽器と音楽の説明もさせていただきました。
いろいろな質問がありましたが、楽器の調律の方法や
インドと日本の気候が違うことによる楽器への影響、
音楽や楽器ができた歴史的なことも話題になりました。
とても和やかな雰囲気の集いでした。

クラブツーリズムのミッション・ステートメントに
文化に親しむ・自然を愛する・仲間と楽しむ
と掲げられていたのを拝見し、嬉しくなりました。
また、会場では、写真展も開催されていましたが、
素晴らしい写真がたくさん展示されていました。

主催してくださったクラブツーリズムの島田さんと
写真まで撮っていただいた佐野さんをはじめ、
ご参加くださったみなさまに、感謝申し上げます。

合掌
逆瀬川健治

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2005.12.06

Live at FLIGHT

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府中市 にあるFlight というライブハウスで
PsyResonation vol.2と題したイベントがあり
HATAKEN さんからの誘いで参加することになり
とても充実した時を過ごさせていただきました。

frysheet_flight

午後4時から、Catz氏、Peep氏のDJで始まりました 。

image_hello
>>> Photo by Kouji Hirayama at sunsea <<<

午後7時からのライブの時間に、北インド古典音楽を
サロード奏者の宮島祐一 氏と共に演奏をしました。
北インド古典音楽は、音階のルール(ラーガ)と
リズムのルール(ターラ)が決まっていて、
それらを守りながら即興で演奏してゆくという
二度と同じ演奏のない、一期一会の即興音楽です。

image_yuuichi

導入のアーラープ(サロードの独奏パート)では、
ラーガ・ヘムビハーグをじっくりと演奏しました。
宮島さんの師匠のアリアクバルカーン氏の師である
アラウッディンカーン氏が考えたラーガです。

image_yuuichikenji

ガット(タブラとの合奏パート)からは、
ラーガ・ビハーグをティンタール(16拍子)で演奏し
ビランビット(ゆっくり)から、ドルット(速い)
ジャラ(超速い)というオーソドックスな構成でした。

アンコールがあったので、夜明けのラーガ・バイラビを
ダッドラタール(6拍子)とティンタール・ドルットで
短かめに演奏して終了しました。

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最後は、HATAKEN.Richard &Cariのユニット
Ken Machines によるパワフルな演奏で、
そのサウンドには凄いエネルギーを感じました。
いろんな音が絡み合って響く大きな波によって、
とても気持ちのよい時空間となっていました。
ただ、今回がファイナルステージであるというのは
よい音を出しているだけに、残念な気がしました。

インド音楽のリズム理論(ターラ)では、
リズムを循環するものと規定していますが、
サイクルの一拍目は特に、サムと呼ばれていて、
変奏をしていく時の最初の音であると同時に
最後の音でもあるという位置になります。
つまり、ある変奏を終える最後の音が、
次の変奏のはじまりの音であるということです。

あることの始まりは他のことの終わりで、
あることの終わりは他のことの始まり、ですね、

image_kenmachine

大音量で空間を振動させる強力なサウンドで、
アナログシンセと、シンセドラムなどを駆使した、
HATAKEN&Richardの創り出す重厚な音と共に
Cari さんのストラトキャスターが歌いまくって、
トランス状態の時空間に入っている感じでした。
Cariさんの天才的なギタープレイは凄かったです。
勢いのあるフレーズが溢れるようにでてくるので、
サウンドチェックの時から爆走し続けてました。
ストラトキャスターのトレモロアームを駆使した
これまでに見たことないような奏法は見事でした。

会場には、HATAKENさんとよく共演している
サックス奏者の藤原大介 さんも手伝いに来ていました。

音響の、ちのねさんと丸林さんの丁寧なセッティングで、
とても良い音響環境でやらせていただきました。
それにしても、flightの音響設備はとても充実していて、
大音量でも大きなスピーカーで重厚な音がでてました。

照明スタッフさんの音楽とシンクロしたライティングで、
とても心地よい光の時空間になっていました。
照明の設備は、かなり充実していると思いました。

椎野さんには、写真を撮っていただいたり
ご馳走までいただき大変お世話になりました。
みなさんには、とてもあたたかく迎えていただき、
とても充実した集いに、感謝の気持ちで一杯です

合掌
逆瀬川健治

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