アジアン・ミュージック大研究2006
今年も、ヤマハのエレクトーン演奏表現指導研修で、
「アジアンミュージック大研究」と題した
インドとアラブの音楽のレクチャーと演奏、
新しいエレクトーンの機能説明、音源解説、
演奏のデモンストレーションが行われました。
今回は、会場のようすを、インターネットによって、
全国の会員のみなさんにもライブ発信をしていました。
エレクトーンの先生方が対象だったので、
レクチャーもかなり専門的な内容になりましたが、
さらにつっこんだ詳しいことに関しては、
とても長い歴史のなかで発展して来たものだけに、
もう少し時間が必要だと思いましたので、
さらに一歩踏み込んだアジアン・ミュージック大研究
というような企画もできる状況だと思うのですが・・・
中村仁氏と共に北インド古典音楽を演奏して
中村仁氏が、ラーガの説明とシタールの楽器解説を
私が、ターラの説明とタブラの楽器解説をしました。
その後、山岡恭子氏が、新しいエレクトーンの操作解説、
いろいろな音源の説明をしました。
それぞれの説明の後には、グリーンスリーブスを、
エレクトーンとシタールとタブラで合奏しました。
司会を担当された生貝隆氏に導いていただき、
とてもスムーズな流れのレクチャーでした。
次に、アラブ音楽のレクチャーが行われ、
竹間ジュン氏がナイの演奏と楽器解説、
松田嘉子氏がウードの演奏、楽器解説
そして、マカーム(アラブの音階理論)の説明を、
のみやたかこ氏が、ダルブッカの演奏と楽器解説、
アラブのリズムについての詳しい説明をしました。
この3人で、 ル・クラブ・バシュラフ(LCB) という
アラブ音楽のグループとして活躍しています。
アラブ音楽の時も、山岡恭子氏が操作解説と
みんなとの合奏、ソロ演奏をしました。
プログラムの最後には、全員での合奏をしました。
ラーガ・バイラブの音階とターラ・ティンタールを
基盤にして始まり、アラブ風になるパートもあり
エレクトーンは、ミーンド奏法を獲得したことで、
インド、アラブの楽器のような歌いの表現も駆使して、
とてもここちよいアンサンブルの即興演奏でした。
中心になって司会を担当された生貝隆さんと、
舞台進行を担当された野田治三郎さんは、
普段はエレクトーンの先生をやられていて、
エレクトーン演奏表現指導研修の担当も
定例で一緒にやられているとのことでしたので、
段取りよく、スムーズに進行した現場でした。
受付を担当されていたスタッフの方にお願いして、
撮っていただた写真を掲載させていただきました。
終了後には、昼食をご馳走してくれて、
とてもあたたかいおもてなしをいただき、
野田さん、生貝さんには、誠に感謝の念で一杯です。
また、スタッフのみなさまにも厚くお礼申し上げます。
そして、参加したみなさんにも、
充実した時間を過ごさせていただき感謝しています。
合掌
逆瀬川健治
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